クオール弘明寺教室です!
本日は、個別学習室で取りくんでいるコミック会話の実際について、ご紹介します。
※ コミック会話とは、視覚的な理解に優れるASD児者が、状況を整理してサポーターに伝えるための、表出コミュニケーション支援の方法のひとつです。
今回は、「勝ち負けのあるゲームで泣いちゃった!」をテーマに学習しました!

時系列に沿って、負けて泣いてしまったシーンをコミックにして考えてみました。
お互いに「負けたらどうしよう…」「負けたら嫌だな…」と不安な気持ちでゲームに参加していたことが確認できました。
その後の泣いてしまったシーンでは「悔しくて、悲しくなって泣いちゃった」と話しているうち、児童らから「感動したときにも涙が出たことがあるよ!」と意見があったため、少し寄り道をして、同じ「泣いちゃう」にも理由が異なることを確認しました。
その後「泣いちゃったら、どうしよう?」と考える場面では、「一生泣き続けている人はいないよね」「1時間泣くのって、結構大変かも。喉が痛くなりそう」等と意見があり、感情は永続的なものではなく、時間の経過とともに減っていくことを確認しました。
最終的に「落ち着くためには、他の人がいない静かな部屋で、ふかふかのソファで寝転がるのが良さそう」と話がまとまったため、その状況と行動を示した未来のコミックを別紙に記入して、授業を終えました。
瞬間的な感情の昂ぶりは、もちろんなくなるのがベストですが、ASD当事者たちも「なんで自分は、ささいなことで怒ったり、泣いたりしてしまうんだろう」と傷付いていることがあります。
クオールでは、まずは自分の感情に気付けること、そして感情を切替えるための具体的な手立てについて、児童らと一緒に考えていくことを大事に支援しています。
引続き、児童に寄り添ったプログラム提供を模索し、行ってまいります!
ご興味のある方は、ぜひ一度、お問い合わせください!
(一緒に働いてくれる職員も、募集中です)
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